藤代範雄より皆様へ


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ガラスの作品を作る。

それは僕の長年の夢でした。

ようやく夢が叶った喜びとともに、
日々制作に励んでおります。

僕の大好きなガラスを、
ぜひ皆様にも見ていただきたい。

一目見ればあっと驚き、
そしてじっくり見れば、
心から満足していただけるものと、
自信を持っております。

皆様に、世界中のさまざまな場所で、
お会いできる日を楽しみに。

 

2015年 10月吉日  藤代範雄

 

 

 

 

 


藤代範雄について

─グラフィックデザインからガラスへ─


フランスルーブル装飾美術館永久保存作品 TERRORISM AND WAR ON TERRORISM 「テロと報復」
フランスルーブル装飾美術館永久保存作品 TERRORISM AND WAR ON TERRORISM 「テロと報復」

 

 

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デンマークオーフスポスター美術館 開館記念ポスター http://www.plakatmuseum.dk/ ここには、藤代の150点あまりの作品が永久収蔵されています。

そのポスター作品がフランスルーブル装飾美術館およびモスクワ国立東洋美術館に永久収蔵され、スイスモントルー国際広告芸術祭においては金賞を受賞すること複数回、2008年には同祭の審査員をアジアを代表して務めるなど、藤代範雄はこれまでグラフィックデザイナーとして海外できわめて高い評価を受けてきました。藤代自身、1999年の在デンマーク日本大使館における個展を皮切りに、リトアニア、ウズベキスタン、ネパール、ロシア、イギリス、スペイン、ニュージーランド、ポルトガル、ベトナムと、世界各地の大使館および美術大学等で個展や講演会を開催。現代日本のデザインの魅力を伝え、広く文化交流を図ってきました。

さて、グラフィックデザイナーとして国内外で活躍する藤代範雄のキャリアが、ガラス工房からスタートしたことはあまり知られていません。それは画家を夢見て上京した藤代青年にとってあまりに過酷な環境ではありましたが、厳しい修練なしには扱うことの困難な素材を巧みにあやつる技術を、体に叩き込んだ貴重な数年間でもありました。

その後、紙の上に、あるいはコンピューターのディスプレイを通して、作品を作り続けること数十年。藤代範雄は前述のキャリアを築きました。そして2014年春、藤代は突如としてガラスという素材に回帰します。アトリエのある茨城から空路、沖縄の琉球ガラス工房に足繁く通い、藤代は次々に作品を生み出しました。それは、ガラスのオブジェでもステンドグラスでもない、これまで誰も見たことないガラス作品でありながら、藤代のポスターを目にしたことのある人なら、そこに確かな同一性を見出すことのできるものです。色彩の鮮やかさ、構図の大胆さ、溢れるエネルギーと作品全体に行き渡る繊細さ、あるいは自然への畏怖と憧憬の表現。そして、「これはたしかに藤代範雄の作品だ」と納得させられる「線」。どの作品も、世界でただ一人、藤代範雄にしか作ることのできない「藤代範雄のガラス」です。

紙からガラスへ。素材におけるこの原点回帰は、創作者としての藤代範雄にとって大きな転換点となることは間違いありません。藤代は現在もガラス作品を鋭意制作中です。

ガラスは光によって驚くほどその表情を変化させます。ぜひ、展示会等に足をお運びいただき、「藤代範雄のガラス」がいったいどのようなものであるのか、実際にその目でお確かめいただければと思います。

 

 

 

モスクワ国立東洋美術館に作品が永久収蔵された際の感謝状および、モスクワ国立デザイン技術大学における日本ポスター展、ワークショップに対する感謝状